かんかくもーるのかんかくてき

実践者としての、うれしい瞬間

実践者としての、うれしい瞬間

2026年07月18日 23:30

🌻実践者の喜び


多感覚環境(スヌーズレン)のご提供において、「実践者自身の喜び」は特に重要ではないと考えているのですが、それでもやはり、実践をしていると「うれしい瞬間」というのが訪れるものです。


・目の前の人が笑顔になった

・落ち着くことが難しい人がリラックスできた

・何かに興味や関心を持つことが難しい人が楽しめた

・一緒に過ごす人に受け入れてもらえた


これらも確かに、うれしい変化ではあるのですが、実践者としての喜びは、そのさらに向こうにある気がしています。


🌻実践者大西の、うれしい瞬間


私が、実践を通してうれしく思う瞬間。それは、私自身が「環境の一部」になれたと感じるとき。


初めての場所。初めて見る空間。初めて会う人。

どう過ごしていいのか分からず、ぎこちない動きだった人の緊張が徐々にほどけ、こちらの視線も気にせずくつろいでいる様子を見たとき。


この部屋に、いったい何があるのだろう。

半信半疑な様子で訪れた保護者の方が、やがてクッションにもたれ、少しずつ頭の位置が低くなっていく場面に居合わせたとき。


ここは、安心して過ごせる場所なのか。

言葉のないお子さんが、大西に身体をあずけながら、苦手な感覚にチャレンジする様子を見守るとき。


その人らしいひとときをご一緒できることこそが、実践者としてのよろこびであると感じています。


🌻環境の一部になるとは


環境の一部になるということは、「ただそばにいる」ことでも「何もしない」ことでもありません。


その人が、どこを見ているのか。何に惹かれ、何を避けようとしているのか。何に気づいてほしくて、どこまで放っておいてほしいのか。どのくらいの距離なら安心して過ごせるのか。

その小さなサインを受け取りながら、ときに環境を整え、ときに離れて見守る。


そっと心を寄せながら、その人が自分自身の感覚を頼りに「自分らしい過ごし方」を見つけていく時間を支えること。

それこそが、私の考える多感覚環境(スヌーズレン)実践なのだと思います。



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